人間もまた生物である以上、種の存続の為には、性の営みは絶対に必要とされる自然な行為です。
したがって、それに伴う性病(性感染症)になる可能性は誰にでもあり、決して恥ずべき事ではないのです。
性病は治療を受けてる事無く放置されると自分自身だけではなく、パートナーや自分の子供たちにまで悪影響を及ぼす危険性があります。
また、治療開始が遅れても重篤な合併症(後遺症)を残すこともあるのです。
一部のウイルス感染症をのぞいて、ほとんどの性病(性感染症)は完治するものです。
したがって他の疾患と同様に性病も早期発見・早期治療が重要です。

HIV感染症は、現在不治の病として恐れられています。
ある期間の潜伏期を経て免疫不全などでAIDSを発症するのですが、理論的に考えれば天寿を全うするまで発症を遅らせれば良い訳です。現在、数々の抗HIV剤が開発され、AIDS発症を有意に遅らせうる可能性が開けています。
医学の進歩は無限であり、近い将来、必ずAIDSは制圧されるものと確信しています。
性活動の多様化により現在では性病の口腔内及び直腸への感染が拡大し着目されています。
特に淋病・クラミジアの咽頭感染が増加しており、これらに対する対策が急務だと考えています。

池袋南口クリニック院長  中野学
1952年青森県生まれ
秋田大学医学部卒 日本大学板橋病院性病科出身
性感染症学会会員 昭和大学病院泌尿器科医局員